張果老は中国の代表的な仙人の一人です。 日頃より驢馬に乗り、一日数万里を
駆けることが出来たそうで、その驢馬は紙の様に薄く折り畳んで、箱にしまうことが
出来るそうです。 驢馬に乗りたい時には、箱より薄く畳まれた物を出し、瓢箪より
水をかけると、生きた驢馬になったと言われています。 日本に「瓢箪から駒」と
言う諺がありますが、張果老の伝説の驢馬が馬に代わり、瓢箪から出て来る事に
なったのでは・・・。
この目貫は、金・銀・赤銅・四分一・素銅と色彩鮮やかで、細かな仕事と
張果老のユーモラスな格好により目が惹きつけられる作品です。
東竜斉とは、田中清寿率いる一家の総称です。その門人たちの多くは「寿」の
字を与えられています。 幕末の江戸金工である東竜斉派の作品です。
大きさ 左3.77×1.55cm 右 3.68×1.44cm
無銘 東竜斉派 (日刀保 保存鑑定書)
価格 \125,000-(消費税+送料 含む)桐箱入り